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【第6回】ケーブル共有の欠点とは?ケーブル共有の欠点と限界をやさしく解説

結論

昔のネットワークは「1本のケーブルをみんなで共有する」というとてもシンプルな仕組みでした。
しかしこの方法には、大きな3つの問題があります。

  • データがぶつかってしまう(衝突する)
  • 関係ないパソコンにもデータが届いてしまう
  • ケーブルが壊れると全部止まる

この3つが、今のネットワークに進化する大きな理由になりました。


はじめに

前回の記事では、昔のネットワークのつなぎ方について説明しました。

  • パソコンが2台ならケーブル1本で直接つなぐ
  • 台数が増えると、ケーブルに「接続ポイント」を作ってつなぐ

このように、昔はとてもシンプルな方法でパソコン同士をつないでいました。

しかし、パソコンの数が増えてくると、ある問題が目立つようになります。
それが「共有ケーブルの限界」です。

今回は、その欠点をわかりやすく見ていきます。


今回の本題:共有ケーブルの3つの大きな問題

昔のネットワークは、1本の太いケーブルをみんなで使うイメージです。
イメージとしては「1本の道路を全員の車が同時に走っている状態」です。

この仕組みには、次の3つの問題がありました。


① データの衝突が起きやすい

まず1つ目の問題は「衝突」です。

1本のケーブルをみんなで使っているため、同じタイミングで複数のパソコンがデータを送ると、信号同士がぶつかってしまいます。

具体例

  • パソコンA:「メール送る!」
  • パソコンB:「ファイル送る!」

同時に送ると、ケーブルの中でデータが混ざってしまい、どちらも正しく届かなくなることがあります。

その結果、もう一度送り直す必要があり、ネットワークが遅くなります。


② 関係ないパソコンにもデータが届く

2つ目の問題は「全部に見えてしまう」という点です。

共有ケーブルでは、データは基本的に“流れているもの全部”に届いてしまいます。

つまり、特定の1台に送りたいデータでも、ケーブルにつながっている他のパソコンにも一度届いてしまうのです。

具体例

  • パソコンAがパソコンCにデータ送信
  • でもパソコンBやDにもデータが見えてしまう

これは例えると「1つのスピーカーで全員に話しかけている状態」です。
聞いていない人にも全部聞こえてしまいます。


③ ケーブルが壊れると全部止まる

3つ目の問題は「1本に依存している危険性」です。

すべてのパソコンが1本のケーブルに依存しているため、そのケーブルが切れたり壊れたりすると、ネットワーク全体が止まってしまいます。

具体例

  • ケーブルの途中が断線
  • → その先につながっている全てのパソコンが通信できなくなる

これは「一本の道路が崩れて、町全体が通れなくなる」ような状態です。


まとめ

今回は、昔のネットワークで使われていた「共有ケーブル方式」の問題点を紹介しました。

ポイントは次の3つです。

  • データの衝突が起きる
  • 関係ないパソコンにもデータが届く
  • ケーブルが壊れると全体が止まる

このような問題を解決するために、ネットワークは「もっと賢い仕組み」へと進化していきます。

次回は、その進化のきっかけとなった考え方について解説していきます。