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        <title>IPアドレス on ネットワーク入門講座</title>
        <link>https://network-introduction.com/tags/ip%E3%82%A2%E3%83%89%E3%83%AC%E3%82%B9/</link>
        <description>Recent content in IPアドレス on ネットワーク入門講座</description>
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        <lastBuildDate>Fri, 22 May 2026 00:00:00 +0000</lastBuildDate><atom:link href="https://network-introduction.com/tags/ip%E3%82%A2%E3%83%89%E3%83%AC%E3%82%B9/index.xml" rel="self" type="application/rss+xml" /><item>
            <title>IPアドレスとは？仕組みと表記形式を基礎から解説【第19回】</title>
            <link>https://network-introduction.com/post/ip-address-basics/</link>
            <pubDate>Thu, 21 May 2026 00:00:00 +0000</pubDate>
            <guid>https://network-introduction.com/post/ip-address-basics/</guid>
            <description>&lt;img src=&#34;https://network-introduction.com/post/ip-address-basics/thumb.webp&#34; alt=&#34;Featured image of post IPアドレスとは？仕組みと表記形式を基礎から解説【第19回】&#34; /&gt;&lt;h2 id=&#34;この記事でわかること&#34;&gt;この記事でわかること&#xA;&lt;/h2&gt;&lt;ul&gt;&#xA;&lt;li&gt;&lt;strong&gt;IPアドレス&lt;/strong&gt;：ネットワークをまたいで機器を識別するための「論理的な住所」&lt;/li&gt;&#xA;&lt;li&gt;&lt;strong&gt;なぜMACアドレスとは別に必要か&lt;/strong&gt;：MACアドレスは「場所の情報」を持たないため、別ネットワークへの転送に使えない&lt;/li&gt;&#xA;&lt;li&gt;&lt;strong&gt;IPv4の表記形式&lt;/strong&gt;：0〜255の数値4つをドットで区切った32ビットの形式&lt;/li&gt;&#xA;&lt;li&gt;&lt;strong&gt;パケット&lt;/strong&gt;：IPアドレスを宛先・送信元として含む、インターネット層の「封筒」&lt;/li&gt;&#xA;&lt;/ul&gt;&#xA;&lt;hr&gt;&#xA;&lt;h2 id=&#34;はじめに&#34;&gt;はじめに&#xA;&lt;/h2&gt;&lt;p&gt;前回の記事では「ネットワーク」という言葉の2つの意味を整理し、インターネット層がネットワーク同士をつなぐ役割を担うことを学びました。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;自宅のパソコンでGoogleのトップページを開くとします。このとき、あなたのパソコンと「世界のどこかにあるGoogleのサーバー」が通信をしています。この2台は全く別のネットワークに属しています。ルーターは&lt;strong&gt;IPアドレス&lt;/strong&gt;を手がかりに、正しい相手へデータを届けています。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;hr&gt;&#xA;&lt;h2 id=&#34;macアドレスだけでは届かない理由&#34;&gt;MACアドレスだけでは届かない理由&#xA;&lt;/h2&gt;&lt;p&gt;第17回で、同じネットワーク内の機器識別にはMACアドレスが使われることを学びました。スイッチがMACアドレステーブルを照合して、宛先の機器だけにデータを届けていましたね。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;では、なぜネットワークをまたぐときにMACアドレスでは不十分なのでしょうか。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;MACアドレスには大きな弱点があります。&lt;strong&gt;「場所」の情報を持っていない&lt;/strong&gt;のです。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;MACアドレスはメーカーが製造時に書き込む番号で、&lt;code&gt;00:1A:2B:3C:4D:5E&lt;/code&gt; のような形式をしています。この番号は世界で一意ですが、「この機器が今どのネットワークにいるか」という情報は含まれていません。指紋のようなものです──本人を特定できても、その人が今どこにいるかはわかりません。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;pre tabindex=&#34;0&#34;&gt;&lt;code&gt;🏠 自宅のネットワーク                  🌐 Googleのネットワーク&#xA;┌──────────────────────┐             ┌─────────────────────────┐&#xA;│  スマートフォン        │             │  Googleのサーバー        │&#xA;│  MAC: AA:BB:CC:DD:... │─────────── ▶│  MAC: 11:22:33:44:...   │&#xA;└──────────────────────┘             └─────────────────────────┘&#xA;           ↑&#xA;  MACアドレスに「場所」の情報はない&#xA;  自宅のルーターはGoogleのMACアドレスを知らない&#xA;&lt;/code&gt;&lt;/pre&gt;&lt;p&gt;世界中のすべての機器のMACアドレスとその所在地をルーターが記憶・管理するのは現実的ではありません。宅配業者が「日本中の全世帯の家の外観と住所を丸ごと暗記して配達する」ようなものです。現在インターネットに接続する機器は数百億台規模にのぼります。仮に記憶できたとしても、管理するデータ量が膨大になりすぎます。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;&lt;strong&gt;必要なのは、「どのネットワークに属しているか」という場所の情報を含んだアドレスです。&lt;/strong&gt; これがIPアドレスです。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;hr&gt;&#xA;&lt;h2 id=&#34;ipアドレスとは&#34;&gt;IPアドレスとは&#xA;&lt;/h2&gt;&lt;p&gt;IPアドレスの「IP」は &lt;strong&gt;Internet Protocol（インターネット・プロトコル）&lt;/strong&gt; の略です。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;ul&gt;&#xA;&lt;li&gt;&lt;strong&gt;Internet（インターネット）&lt;/strong&gt;：inter（〜の間）＋ net（ネットワーク）＝ ネットワーク同士をつなぐもの&lt;/li&gt;&#xA;&lt;li&gt;&lt;strong&gt;Protocol（プロトコル）&lt;/strong&gt;：もともとは外交の場での「議定書・手続きの取り決め」を指す言葉。ネットワークでは「通信のルール・約束事」を意味します&lt;/li&gt;&#xA;&lt;/ul&gt;&#xA;&lt;p&gt;IPアドレスとは、「インターネット上で機器を識別するための、IPのルールに基づいた住所」です。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;MACアドレスが「生まれながらに持っている固有番号（指紋）」であるのに対して、IPアドレスは**「今いる場所によって変わる住所」**です。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;自宅のネットワーク機器に接続すれば自宅ネットワーク内のIPアドレスが割り当てられ、カフェのWi-Fiに接続すればそのカフェのネットワーク内の別のIPアドレスに変わります。同じパソコンでも、接続するネットワークが変われば別のIPアドレスになります。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;この「場所によって変わる」という性質こそが、ルーターが経路を決める手がかりになっています。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;hr&gt;&#xA;&lt;h2 id=&#34;ipアドレスが場所の情報を持てる理由&#34;&gt;IPアドレスが「場所の情報」を持てる理由&#xA;&lt;/h2&gt;&lt;p&gt;郵便の住所を思い浮かべてください。「東京都渋谷区〇〇町1-2-3」には、「日本の中の東京都の中の渋谷区の中の〇〇町」という階層的な構造があります。だからこそ、郵便局のスタッフは「次は渋谷の配達センターへ」と段階的に判断できます。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;IPアドレスも同じ考え方をしています。IPアドレスには「このアドレスはどのネットワークに属しているか」を示す部分が含まれており、ルーターはその部分を読んで「次はどのネットワークへ転送すればいいか」を判断します。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;この「どのネットワークに属しているか」を示す部分を&lt;strong&gt;ネットワーク部&lt;/strong&gt;、「そのネットワーク内のどの機器か」を示す部分を&lt;strong&gt;ホスト部&lt;/strong&gt;と呼びます。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;pre tabindex=&#34;0&#34;&gt;&lt;code&gt;   192.168.1  .  10&#xA;  ┌──────────┐┌──┐&#xA;  │ネットワーク部││ホスト部│&#xA;  └──────────┘└──┘&#xA;  「どのネットワーク」   「そのネットワーク内のどの機器」&#xA;&lt;/code&gt;&lt;/pre&gt;&lt;p&gt;この構造の詳細は次の記事で扱います。ここでは「IPアドレスには場所を示す部分がある」とだけ覚えておいてください。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;h3 id=&#34;同じネットワーク内の機器はipアドレスが似ている&#34;&gt;同じネットワーク内の機器はIPアドレスが似ている&#xA;&lt;/h3&gt;&lt;p&gt;このネットワーク部という概念を知っていると、IPアドレスを見ただけで「この2台は同じネットワークにいる」と判断できます。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;たとえば、自宅のルーターが &lt;code&gt;192.168.1.1&lt;/code&gt;、スマートフォンが &lt;code&gt;192.168.1.10&lt;/code&gt;、パソコンが &lt;code&gt;192.168.1.20&lt;/code&gt; だとします。3つとも &lt;code&gt;192.168.1&lt;/code&gt; という部分が共通していますね。この共通部分がネットワーク部で、3台が同じネットワーク内にいることを示しています。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;pre tabindex=&#34;0&#34;&gt;&lt;code&gt;192.168.1.1    ← 自宅ルーター        ┐&#xA;192.168.1.10   ← スマートフォン      │ 同じネットワーク（192.168.1 が共通）&#xA;192.168.1.20   ← パソコン            ┘&#xA;&#xA;142.250.xx.xx  ← Googleのサーバー       → 別のネットワーク&#xA;&lt;/code&gt;&lt;/pre&gt;&lt;p&gt;一方、Googleのサーバーの &lt;code&gt;142.250.xx.xx&lt;/code&gt; はネットワーク部が全く異なります。だからルーターは「これは外部へ転送すべきデータだ」と判断できるわけです。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;hr&gt;&#xA;&lt;h2 id=&#34;ipv4の表記形式&#34;&gt;IPv4の表記形式&#xA;&lt;/h2&gt;&lt;p&gt;現在広く使われているIPアドレスは &lt;strong&gt;IPv4（Internet Protocol version 4）&lt;/strong&gt; と呼ばれます。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;表記形式はこうです。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;pre tabindex=&#34;0&#34;&gt;&lt;code&gt;   192  .  168  .   1   .   1&#xA;  ┌─────┐ ┌─────┐ ┌─────┐ ┌─────┐&#xA;  │ 8bit │.│ 8bit │.│ 8bit │.│ 8bit │&#xA;  └─────┘ └─────┘ └─────┘ └─────┘&#xA;              合計 32ビット&#xA;&lt;/code&gt;&lt;/pre&gt;&lt;p&gt;4つの数値をドット（.）で区切って並べます。それぞれの数値は &lt;strong&gt;0〜255&lt;/strong&gt; の範囲です。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;pre tabindex=&#34;0&#34;&gt;&lt;code&gt;例：&#xA;  192.168.1.1      ← 自宅ルーターによく設定されるアドレス&#xA;  192.168.1.100    ← そのルーターにつながったPCに割り当てられるアドレスの例&#xA;  8.8.8.8          ← Googleが公開しているDNSサーバーのアドレス&#xA;&lt;/code&gt;&lt;/pre&gt;&lt;h3 id=&#34;なぜ0255なのか&#34;&gt;なぜ0〜255なのか&#xA;&lt;/h3&gt;&lt;p&gt;各数値が0〜255である理由は、コンピュータが内部で &lt;strong&gt;8ビット（bit）&lt;/strong&gt; 単位でデータを扱っているからです。1ビットは0か1のどちらかです。8ビットをつなぎあわせると、0と1の並び方は256通り（2を8回かけた数）になります。256通りということは、0から255まで256種類の数を表せるということです。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;IPアドレスは4つの8ビットで構成されているので合計 &lt;strong&gt;32ビット&lt;/strong&gt; です。この32ビットで表せる組み合わせは約43億通り。つまりIPv4では理論上、約43億台の機器にそれぞれ異なるアドレスを割り当てられます。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;hr&gt;&#xA;&lt;h2 id=&#34;macアドレスとipアドレスの比較&#34;&gt;MACアドレスとIPアドレスの比較&#xA;&lt;/h2&gt;&lt;p&gt;2つのアドレスの違いを整理します。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;table&gt;&#xA;  &lt;thead&gt;&#xA;      &lt;tr&gt;&#xA;          &lt;th&gt;&lt;/th&gt;&#xA;          &lt;th&gt;MACアドレス&lt;/th&gt;&#xA;          &lt;th&gt;IPアドレス&lt;/th&gt;&#xA;      &lt;/tr&gt;&#xA;  &lt;/thead&gt;&#xA;  &lt;tbody&gt;&#xA;      &lt;tr&gt;&#xA;          &lt;td&gt;役割&lt;/td&gt;&#xA;          &lt;td&gt;同じネットワーク内での機器識別&lt;/td&gt;&#xA;          &lt;td&gt;ネットワークをまたいだ機器識別&lt;/td&gt;&#xA;      &lt;/tr&gt;&#xA;      &lt;tr&gt;&#xA;          &lt;td&gt;決まり方&lt;/td&gt;&#xA;          &lt;td&gt;製造時に書き込まれる（固定）&lt;/td&gt;&#xA;          &lt;td&gt;接続するネットワークで変わる（変動）&lt;/td&gt;&#xA;      &lt;/tr&gt;&#xA;      &lt;tr&gt;&#xA;          &lt;td&gt;「場所」の情報&lt;/td&gt;&#xA;          &lt;td&gt;持っていない&lt;/td&gt;&#xA;          &lt;td&gt;持っている&lt;/td&gt;&#xA;      &lt;/tr&gt;&#xA;      &lt;tr&gt;&#xA;          &lt;td&gt;使われる層&lt;/td&gt;&#xA;          &lt;td&gt;レイヤー1（ネットワークインターフェース層）&lt;/td&gt;&#xA;          &lt;td&gt;レイヤー2（インターネット層）&lt;/td&gt;&#xA;      &lt;/tr&gt;&#xA;      &lt;tr&gt;&#xA;          &lt;td&gt;例&lt;/td&gt;&#xA;          &lt;td&gt;&lt;code&gt;00:1A:2B:3C:4D:5E&lt;/code&gt;&lt;/td&gt;&#xA;          &lt;td&gt;&lt;code&gt;192.168.1.10&lt;/code&gt;&lt;/td&gt;&#xA;      &lt;/tr&gt;&#xA;  &lt;/tbody&gt;&#xA;&lt;/table&gt;&#xA;&lt;p&gt;「届けるまでの全体の流れ」で言うと、IPアドレスが「どのネットワークのどの機器へ」という大まかな宛先を示し、宛先のネットワークに到着してからMACアドレスが「正確な機器まで」最後の一区間を届けます。2つのアドレスはバトンをつなぐように連携しています。この連携の仕組みは、後の「ARP」の記事で詳しく扱います。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;hr&gt;&#xA;&lt;h2 id=&#34;データはパケットに包まれて送られる&#34;&gt;データはパケットに包まれて送られる&#xA;&lt;/h2&gt;&lt;p&gt;インターネット層では、データを送るときに「宛先IPアドレス」と「送信元IPアドレス」をデータと一緒にひとまとめにして送ります。この「封筒」を &lt;strong&gt;パケット（packet）&lt;/strong&gt; といいます。&lt;/p&gt;&#xA;&#xA;    &lt;blockquote&gt;&#xA;        &lt;p&gt;&lt;strong&gt;Packet（パケット）&lt;/strong&gt;：「小包・小荷物」という意味。データをひとまとまりに包んで送る単位。&lt;/p&gt;&#xA;&#xA;    &lt;/blockquote&gt;&#xA;&lt;p&gt;第17回で登場した「フレーム」はレイヤー1の封筒でした。パケットはその一つ上のレイヤー2の封筒です。実際の通信ではパケットがフレームの中に入れ子になって送られますが、その詳細は後の記事で扱います。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;pre tabindex=&#34;0&#34;&gt;&lt;code&gt;┌────────────────────────────────────────┐&#xA;│      パケット（インターネット層の封筒）        │&#xA;├──────────────────┬─────────────────────┤&#xA;│ 宛先IPアドレス    │  142.250.xx.xx      │ ← Googleのサーバー&#xA;├──────────────────┼─────────────────────┤&#xA;│ 送信元IPアドレス  │  192.168.1.10       │ ← 自分のスマートフォン&#xA;├──────────────────┴─────────────────────┤&#xA;│                データ本体               │&#xA;└────────────────────────────────────────┘&#xA;&lt;/code&gt;&lt;/pre&gt;&lt;p&gt;ルーターはこのパケットの「宛先IPアドレス」を読んで、「このデータはどのネットワークへ送ればいいか」を判断します。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;※ルーターについては後の記事で扱います。ここでは、スイッチからデータを受け取って、他のネットワークに流す役目を担う機器と考えてください。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;hr&gt;&#xA;&lt;h2 id=&#34;実際にデータが届くまでの流れ&#34;&gt;実際にデータが届くまでの流れ&#xA;&lt;/h2&gt;&lt;p&gt;スマートフォンでGoogleを開くとき、IPアドレスはこんな流れで使われます。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;pre tabindex=&#34;0&#34;&gt;&lt;code&gt;スマートフォン          自宅ルーター        途中のルーター群         Googleのサーバー&#xA;(192.168.1.10)                                               (142.250.xx.xx)&#xA;     │                    │                    │                    │&#xA;     │──パケット送信──────▶│                    │                    │&#xA;     │  宛先:142.250.xx.xx │──転送──────────────▶│                    │&#xA;     │                    │  宛先:142.250.xx.xx │──転送──────────────▶│&#xA;     │                    │                    │  宛先:142.250.xx.xx │&#xA;&lt;/code&gt;&lt;/pre&gt;&lt;p&gt;自宅のルーターはパケットの宛先IPアドレスを読み、「このアドレスは外部ネットワーク宛て」と判断してインターネットへ転送します。インターネット上の複数のルーターが「次はどこへ」とリレー形式で転送を続け、最終的にGoogleのサーバーへ届きます。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;各ルーターが判断の根拠にしているのが、一貫してIPアドレスです。ルーティングの詳しい仕組みは後の記事で扱います。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;hr&gt;&#xA;&lt;h2 id=&#34;ipアドレスはどこから割り当てられるのか&#34;&gt;IPアドレスはどこから割り当てられるのか&#xA;&lt;/h2&gt;&lt;p&gt;IPアドレスは、接続するネットワークのルーターから自動で割り当てられます。自宅のWi-Fiに接続するとき、スマートフォンやパソコンに自動でIPアドレスが配られていますね。この仕組みを担うのが &lt;strong&gt;DHCP（Dynamic Host Configuration Protocol）&lt;/strong&gt; です。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;ul&gt;&#xA;&lt;li&gt;&lt;strong&gt;Dynamic（ダイナミック）&lt;/strong&gt;：動的に、その都度&lt;/li&gt;&#xA;&lt;li&gt;&lt;strong&gt;Host（ホスト）&lt;/strong&gt;：ネットワークに接続する機器のこと&lt;/li&gt;&#xA;&lt;li&gt;&lt;strong&gt;Configuration（コンフィギュレーション）&lt;/strong&gt;：設定・構成&lt;/li&gt;&#xA;&lt;/ul&gt;&#xA;&lt;p&gt;「接続する機器に、その都度設定を配る仕組み」という意味です。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;なお、IPアドレスは自動割り当て以外に、管理者が手動で設定することもあります。DHCP機能を使うとルーター都合で機器のIPアドレスを変更する場合があります。一回ケーブルを抜いて、もう一度指した場合、などがそうですね。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;なお、IPアドレスは自動割り当て以外に、管理者が手動で設定することもあります。DHCPを使うと、ケーブルを一度抜いて挿し直したタイミングなどにIPアドレスが変わることがあります。サーバーや業務用機器では「常に同じIPアドレスを持つ」ことが求められるため、手動で固定するケースが多いです。DHCPの詳しい仕組みは後の記事で取り上げます。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;hr&gt;&#xA;&lt;h2 id=&#34;ipv4とipv6&#34;&gt;IPv4とIPv6&#xA;&lt;/h2&gt;&lt;p&gt;IPv4のアドレス数は約43億でしたが、スマートフォン・IoT機器・クラウドサーバーが爆発的に増えた結果、このアドレスが枯渇しはじめました。インターネットが普及し始めた1990年代には「43億もあれば十分」と考えられていましたが、2011年にはIPv4の新規割り当てが事実上停止しています。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;その解決策として登場したのが &lt;strong&gt;IPv6（Internet Protocol version 6）&lt;/strong&gt; です。128ビットのアドレス空間を持ち、理論上は約340澗（かん）という天文学的な数のアドレスを使えます。地球上のすべての砂粒にIPアドレスを割り当てても余るほどの数です。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;pre tabindex=&#34;0&#34;&gt;&lt;code&gt;IPv4の例：  192.168.1.1&#xA;IPv6の例：  2001:0db8:85a3:0000:0000:8a2e:0370:7334&#xA;&lt;/code&gt;&lt;/pre&gt;&lt;p&gt;現在はIPv4とIPv6が並行して使われている過渡期です。この連載ではIPv4を中心に扱いますが、「より新しい形式としてIPv6がある」とだけ押さえておいてください。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;hr&gt;&#xA;&lt;h2 id=&#34;まとめ&#34;&gt;まとめ&#xA;&lt;/h2&gt;&lt;ul&gt;&#xA;&lt;li&gt;&lt;strong&gt;IPアドレス&lt;/strong&gt;はネットワークをまたいだ機器識別のための「論理的な住所」&lt;/li&gt;&#xA;&lt;li&gt;MACアドレスは場所の情報を持たないため、別ネットワークへの転送にIPアドレスが必要&lt;/li&gt;&#xA;&lt;li&gt;&lt;strong&gt;IPv4&lt;/strong&gt;は32ビット、0〜255の数値4つをドットで区切った形式（例：192.168.1.1）&lt;/li&gt;&#xA;&lt;li&gt;IPアドレスには「どのネットワークか」を示すネットワーク部と「どの機器か」を示すホスト部がある&lt;/li&gt;&#xA;&lt;li&gt;データはIPアドレスを含む「パケット」に包まれ、ルーターにリレーされながら届けられる&lt;/li&gt;&#xA;&lt;li&gt;IPアドレスは &lt;strong&gt;DHCP&lt;/strong&gt; という仕組みで自動割り当てされる（詳細は後の記事で）&lt;/li&gt;&#xA;&lt;/ul&gt;&#xA;&lt;p&gt;次の記事では、IPアドレスの内部構造──ネットワーク部とホスト部──に踏み込みます。「なぜ192.168.1.1と192.168.1.100が同じネットワーク内にいるとわかるのか」が見えてきます。&lt;/p&gt;&#xA;</description>
        </item><item>
            <title>IPアドレスの構造──ネットワーク部とホスト部を理解する【第20回】</title>
            <link>https://network-introduction.com/post/ip-address-structure/</link>
            <pubDate>Fri, 22 May 2026 00:00:00 +0000</pubDate>
            <guid>https://network-introduction.com/post/ip-address-structure/</guid>
            <description>&lt;img src=&#34;https://network-introduction.com/post/ip-address-structure/thumb.webp&#34; alt=&#34;Featured image of post IPアドレスの構造──ネットワーク部とホスト部を理解する【第20回】&#34; /&gt;&lt;h2 id=&#34;この記事でわかること&#34;&gt;この記事でわかること&#xA;&lt;/h2&gt;&lt;ul&gt;&#xA;&lt;li&gt;&lt;strong&gt;ネットワーク部&lt;/strong&gt;：IPアドレスの前半部分で「どのネットワークか」を示す&lt;/li&gt;&#xA;&lt;li&gt;&lt;strong&gt;ホスト部&lt;/strong&gt;：IPアドレスの後半部分で「そのネットワーク内のどの機器か」を示す&lt;/li&gt;&#xA;&lt;li&gt;同じネットワーク内の機器はネットワーク部が共通で、ホスト部だけが異なる&lt;/li&gt;&#xA;&lt;li&gt;ホスト部がすべて0のアドレスと、すべて1のアドレスは機器に割り当てられない&lt;/li&gt;&#xA;&lt;li&gt;どこで区切るかは「サブネットマスク」が決める（詳細は次の記事）&lt;/li&gt;&#xA;&lt;/ul&gt;&#xA;&lt;hr&gt;&#xA;&lt;h2 id=&#34;はじめに&#34;&gt;はじめに&#xA;&lt;/h2&gt;&lt;p&gt;前回の記事で、IPアドレスには「どのネットワークか」を示す部分と「そのネットワーク内のどの機器か」を示す部分があると触れました。前者を&lt;strong&gt;ネットワーク部&lt;/strong&gt;、後者を&lt;strong&gt;ホスト部&lt;/strong&gt;と呼びます。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;ここを理解すると、「なぜ &lt;code&gt;192.168.1.1&lt;/code&gt; と &lt;code&gt;192.168.1.100&lt;/code&gt; が同じネットワーク内にいるとわかるのか」「ルーターがどうやって転送先を判断しているのか」が見えてきます。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;hr&gt;&#xA;&lt;h2 id=&#34;郵便局の例で整理する&#34;&gt;郵便局の例で整理する&#xA;&lt;/h2&gt;&lt;p&gt;前回の記事で郵便局の例を使いました。A地区の郵便局員はA地区の配達を担当し、B地区宛の手紙はB地区の郵便局へ転送するという話でしたね。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;この例をIPアドレスに当てはめると、こうなります。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;pre tabindex=&#34;0&#34;&gt;&lt;code&gt;郵便局の住所体系              IPアドレスの構造&#xA;─────────────────────────────────────────────────&#xA;「A地区の郵便局」         ←→  ネットワーク部&#xA;  （担当エリアの識別）           （どのネットワークか）&#xA;&#xA;「郵便局内の席番号」       ←→  ホスト部&#xA;  （郵便局内の個人識別）         （そのネットワーク内のどの機器か）&#xA;&lt;/code&gt;&lt;/pre&gt;&lt;p&gt;&lt;code&gt;192.168.1.10&lt;/code&gt; というIPアドレスであれば、&lt;code&gt;192.168.1&lt;/code&gt; がA地区の郵便局（ネットワーク部）、&lt;code&gt;10&lt;/code&gt; があなたの席番号（ホスト部）にあたります。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;pre tabindex=&#34;0&#34;&gt;&lt;code&gt;    192.168.1  .  10&#xA;  ┌────────────┐┌──────┐&#xA;  │ネットワーク部││ホスト部│&#xA;  │ A地区の郵便局 ││ 席番号 │&#xA;  └────────────┘└──────┘&#xA;&lt;/code&gt;&lt;/pre&gt;&lt;hr&gt;&#xA;&lt;h2 id=&#34;ネットワーク部とは&#34;&gt;ネットワーク部とは&#xA;&lt;/h2&gt;&lt;p&gt;ネットワーク部は、IPアドレスの&lt;strong&gt;前半部分&lt;/strong&gt;で「このアドレスがどのネットワークに属しているか」を示します。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;同じネットワーク内の機器は、全員が同じネットワーク部を持っています。逆に言えば、ネットワーク部が異なる機器は別のネットワークに属しています。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;ルーターはパケットを受け取るたびに宛先IPアドレスのネットワーク部を確認し、「このパケットは自分のネットワーク宛てか、それとも別のネットワーク宛てか」を判断します。これがルーティングの核心です。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;hr&gt;&#xA;&lt;h2 id=&#34;ホスト部とは&#34;&gt;ホスト部とは&#xA;&lt;/h2&gt;&lt;p&gt;ホスト部は、IPアドレスの&lt;strong&gt;後半部分&lt;/strong&gt;で「同じネットワーク内のどの機器か」を区別するための番号です。&lt;/p&gt;&#xA;&#xA;    &lt;blockquote&gt;&#xA;        &lt;p&gt;&lt;strong&gt;Host（ホスト）&lt;/strong&gt;：もともとは「もてなす人・主人」を意味する言葉。ネットワークの文脈では「ネットワーク上に存在する機器」を指します。&lt;/p&gt;&#xA;&#xA;    &lt;/blockquote&gt;&#xA;&lt;p&gt;同じネットワーク内では、ホスト部の数値がそれぞれ異なります。ネットワーク部が「どの郵便局か」を示すなら、ホスト部は「その郵便局内の席番号」にあたります。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;hr&gt;&#xA;&lt;h2 id=&#34;具体例自宅ネットワークで見てみる&#34;&gt;具体例：自宅ネットワークで見てみる&#xA;&lt;/h2&gt;&lt;p&gt;自宅のネットワークを例に、ネットワーク部とホスト部の関係を確認しましょう。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;pre tabindex=&#34;0&#34;&gt;&lt;code&gt;機器              IPアドレス       ネットワーク部    ホスト部&#xA;────────────────────────────────────────────────────────&#xA;ルーター          192.168.1.1      192.168.1        1&#xA;PC                192.168.1.10     192.168.1        10&#xA;スマートフォン     192.168.1.20     192.168.1        20&#xA;タブレット         192.168.1.30     192.168.1        30&#xA;&lt;/code&gt;&lt;/pre&gt;&lt;p&gt;ネットワーク部 &lt;code&gt;192.168.1&lt;/code&gt; はすべて共通です。これが「同じネットワークに属している」ことを示しています。ホスト部（最後の数値）だけが異なり、これで機器を区別しています。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;一方、Googleのサーバーは &lt;code&gt;142.250.xx.xx&lt;/code&gt; のようなアドレスを持っています。先頭の数値群が自宅の &lt;code&gt;192.168.1&lt;/code&gt; とは全く異なり、別のネットワークに属していることがわかります。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;pre tabindex=&#34;0&#34;&gt;&lt;code&gt;🏠 自宅のネットワーク（ネットワーク部：192.168.1）&#xA;   192.168.1.1    ← ルーター&#xA;   192.168.1.10   ← PC&#xA;   192.168.1.20   ← スマートフォン&#xA;&#xA;🌐 Googleのネットワーク&#xA;   142.250.xx.xx  ← Googleのサーバー（ネットワーク部が異なる）&#xA;&lt;/code&gt;&lt;/pre&gt;&lt;hr&gt;&#xA;&lt;h2 id=&#34;ルーターはネットワーク部を見て転送先を決める&#34;&gt;ルーターはネットワーク部を見て転送先を決める&#xA;&lt;/h2&gt;&lt;p&gt;ルーターがどのように判断しているか、2つのケースで確認しましょう。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;&lt;strong&gt;ケース①：PC → Googleのサーバー（別ネットワーク宛て）&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;PCからGoogleへパケットを送ると、自宅ルーターは宛先 &lt;code&gt;142.250.xx.xx&lt;/code&gt; のネットワーク部を確認します。自宅のネットワーク部 &lt;code&gt;192.168.1&lt;/code&gt; とは異なるため、「外部へ転送すべきパケット」と判断してインターネット側へ送り出します。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;pre tabindex=&#34;0&#34;&gt;&lt;code&gt;PC（192.168.1.10）→ 自宅ルーター&#xA;                        ↓ 宛先のネットワーク部を確認&#xA;                        ↓「192.168.1 ではない → 外部へ転送」&#xA;                        ──────────────────▶ インターネットへ&#xA;&lt;/code&gt;&lt;/pre&gt;&lt;p&gt;&lt;strong&gt;ケース②：PC → スマートフォン（同じネットワーク宛て）&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;PCからスマートフォン（&lt;code&gt;192.168.1.20&lt;/code&gt;）へパケットを送ると、ルーターは宛先のネットワーク部が &lt;code&gt;192.168.1&lt;/code&gt; と一致することを確認します。「自分のネットワーク内の機器宛てだ」とわかり、インターネットへ転送せずスイッチ経由でスマートフォンへ直接届けます。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;pre tabindex=&#34;0&#34;&gt;&lt;code&gt;PC（192.168.1.10）→ 自宅ルーター&#xA;                        ↓ 宛先のネットワーク部を確認&#xA;                        ↓「192.168.1 と一致 → 同じネットワーク内」&#xA;                        ──────────────────▶ スイッチ経由でスマートフォンへ&#xA;&lt;/code&gt;&lt;/pre&gt;&lt;hr&gt;&#xA;&lt;h2 id=&#34;なぜ2つに分ける必要があるのか&#34;&gt;なぜ2つに分ける必要があるのか&#xA;&lt;/h2&gt;&lt;p&gt;ネットワーク部とホスト部に分ける理由は、&lt;strong&gt;ルーターの管理コストを現実的な規模に抑えるため&lt;/strong&gt;です。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;もし「ネットワーク部」という概念がなく、すべての機器に完全にランダムなIPアドレスが割り当てられていたとします。このとき、世界中の何十億台もの機器それぞれの場所をルーターが個別に記憶しなければ、パケットを正しく転送できません。前回の記事で「MACアドレスだけでは届かない理由」として触れた問題と同じです。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;ネットワーク部・ホスト部という2層構造にすることで、ルーターは「個々の機器の場所」ではなく「ネットワーク単位の場所」だけを覚えれば済むようになります。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;郵便の例に戻すと、全国の配送センターは「どの市区町村へ向かうか」だけを知っていれば荷物を転送できます。その市区町村の中のどの番地へ届けるかは、地元の配達員が担当する。役割を分担することで、それぞれが管理すべき情報量が現実的な規模に収まっています。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;pre tabindex=&#34;0&#34;&gt;&lt;code&gt;インターネット上のルーター    →  ネットワーク単位で転送先を判断&#xA;    （全国の配送センター）         （この市区町村の郵便局へ転送）&#xA;&#xA;宛先ネットワーク内のスイッチ  →  ホスト部を見て最終的な機器へ届ける&#xA;    （地元の配達員）               （この番地の田中さんへ届ける）&#xA;&lt;/code&gt;&lt;/pre&gt;&lt;hr&gt;&#xA;&lt;h2 id=&#34;使えないアドレスがある&#34;&gt;使えないアドレスがある&#xA;&lt;/h2&gt;&lt;p&gt;ネットワーク部が決まると、ホスト部で使える値には2つの「予約済み」アドレスが生まれます。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;&lt;strong&gt;ネットワークアドレス&lt;/strong&gt;：ホスト部の全ビットが0のアドレスです。機器に割り当てるためのアドレスではなく、「このネットワーク全体」を代表する識別子として使われます。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;&lt;strong&gt;ブロードキャストアドレス&lt;/strong&gt;（broadcast：broad「広い」＋ cast「投げる」＝「広く投げかける」）：ホスト部の全ビットが1のアドレスです。そのネットワーク全体へ一斉に送信するときに使います。機器への個別割り当てには使いません。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;&lt;code&gt;192.168.1&lt;/code&gt; をネットワーク部とする例では、こうなります。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;pre tabindex=&#34;0&#34;&gt;&lt;code&gt;192.168.1.0    ← ネットワークアドレス（機器に割り当て不可）&#xA;192.168.1.1    ┐&#xA;192.168.1.2    │&#xA;   ...         │ 機器に割り当て可能（254個）&#xA;192.168.1.253  │&#xA;192.168.1.254  ┘&#xA;192.168.1.255  ← ブロードキャストアドレス（機器に割り当て不可）&#xA;&lt;/code&gt;&lt;/pre&gt;&lt;p&gt;0〜255の256通りから2つが予約済みとなるため、実際に機器へ割り当てられるアドレスは &lt;strong&gt;254個&lt;/strong&gt;です。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;hr&gt;&#xA;&lt;h2 id=&#34;区切り位置はどうやって決まるのか&#34;&gt;区切り位置はどうやって決まるのか&#xA;&lt;/h2&gt;&lt;p&gt;ここまで &lt;code&gt;192.168.1&lt;/code&gt; をネットワーク部、最後の1組をホスト部として説明してきました。ただし、IPアドレスだけを見ても区切り位置はわかりません。区切り位置を示すのが**サブネットマスク（subnet mask）**です。&lt;/p&gt;&#xA;&#xA;    &lt;blockquote&gt;&#xA;        &lt;p&gt;&lt;strong&gt;Subnet（サブネット）&lt;/strong&gt;：sub（部分的な・下位の）＋ net（ネットワーク）＝「ネットワークを分割した部分的な区画」&lt;/p&gt;&#xA;&#xA;    &lt;/blockquote&gt;&#xA;&lt;p&gt;サブネットマスクは &lt;code&gt;255.255.255.0&lt;/code&gt; のような形式をしており、「どこまでがネットワーク部か」をIPアドレスとセットで示します。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;たとえば、IPアドレス &lt;code&gt;192.168.1.10&lt;/code&gt; にサブネットマスク &lt;code&gt;255.255.255.0&lt;/code&gt; が組み合わさることで、「最初の3組（192.168.1）がネットワーク部、最後の1組（10）がホスト部」と確定します。サブネットマスクがなければ、&lt;code&gt;192.168.1.10&lt;/code&gt; を見ただけではどこが区切り位置なのかわかりません。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;詳しい仕組みは次の記事で扱います。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;hr&gt;&#xA;&lt;h2 id=&#34;よく見かける区切り方&#34;&gt;よく見かける区切り方&#xA;&lt;/h2&gt;&lt;p&gt;サブネットマスクの値によって、ネットワーク部とホスト部の長さが変わります。よく使われる3パターンを整理します。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;table&gt;&#xA;  &lt;thead&gt;&#xA;      &lt;tr&gt;&#xA;          &lt;th&gt;サブネットマスク&lt;/th&gt;&#xA;          &lt;th&gt;ネットワーク部&lt;/th&gt;&#xA;          &lt;th&gt;ホスト部&lt;/th&gt;&#xA;          &lt;th&gt;割り当て可能な機器数&lt;/th&gt;&#xA;          &lt;th&gt;主な用途&lt;/th&gt;&#xA;      &lt;/tr&gt;&#xA;  &lt;/thead&gt;&#xA;  &lt;tbody&gt;&#xA;      &lt;tr&gt;&#xA;          &lt;td&gt;255.255.255.0&lt;/td&gt;&#xA;          &lt;td&gt;最初の24ビット&lt;/td&gt;&#xA;          &lt;td&gt;最後の8ビット&lt;/td&gt;&#xA;          &lt;td&gt;254台&lt;/td&gt;&#xA;          &lt;td&gt;一般家庭・中小企業&lt;/td&gt;&#xA;      &lt;/tr&gt;&#xA;      &lt;tr&gt;&#xA;          &lt;td&gt;255.255.0.0&lt;/td&gt;&#xA;          &lt;td&gt;最初の16ビット&lt;/td&gt;&#xA;          &lt;td&gt;最後の16ビット&lt;/td&gt;&#xA;          &lt;td&gt;65,534台&lt;/td&gt;&#xA;          &lt;td&gt;大企業・大学&lt;/td&gt;&#xA;      &lt;/tr&gt;&#xA;      &lt;tr&gt;&#xA;          &lt;td&gt;255.0.0.0&lt;/td&gt;&#xA;          &lt;td&gt;最初の8ビット&lt;/td&gt;&#xA;          &lt;td&gt;最後の24ビット&lt;/td&gt;&#xA;          &lt;td&gt;16,777,214台&lt;/td&gt;&#xA;          &lt;td&gt;大規模ISP・データセンター&lt;/td&gt;&#xA;      &lt;/tr&gt;&#xA;  &lt;/tbody&gt;&#xA;&lt;/table&gt;&#xA;&lt;p&gt;自宅のネットワークでよく使われるのは &lt;code&gt;255.255.255.0&lt;/code&gt; です。最初の3組（24ビット）がネットワーク部で最後の1組がホスト部になり、最大254台の機器を収容できます。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;一方、大企業や大学では &lt;code&gt;255.255.0.0&lt;/code&gt; が使われることがあります。ホスト部が16ビット分あるため、65,534台という膨大な機器を1つのネットワーク内に収容できます。さらに大規模なISP（Internet Service Provider：Internet「インターネット」＋ Service「サービス」＋ Provider「提供する事業者」＝「インターネット接続サービスを提供する事業者」）やデータセンターでは &lt;code&gt;255.0.0.0&lt;/code&gt; を使い、約1,677万台という単位で管理することもあります。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;なお、個人がインターネットに接続するとき契約する「プロバイダー」「回線業者」がISPにあたります。NTTやSoftBank、OCNなどが代表例です。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;hr&gt;&#xA;&lt;h2 id=&#34;まとめ&#34;&gt;まとめ&#xA;&lt;/h2&gt;&lt;ul&gt;&#xA;&lt;li&gt;&lt;strong&gt;ネットワーク部&lt;/strong&gt;：IPアドレスの前半。「どのネットワークか」を示し、同じネットワーク内の機器で共通&lt;/li&gt;&#xA;&lt;li&gt;&lt;strong&gt;ホスト部&lt;/strong&gt;：IPアドレスの後半。「そのネットワーク内のどの機器か」を区別する&lt;/li&gt;&#xA;&lt;li&gt;ルーターはネットワーク部を確認して「同じネットワーク内か、別ネットワーク宛てか」を判断する&lt;/li&gt;&#xA;&lt;li&gt;ホスト部がすべて0のアドレス（ネットワークアドレス）と、すべて1のアドレス（ブロードキャストアドレス）は機器に割り当てられない&lt;/li&gt;&#xA;&lt;li&gt;区切り位置を決めるのが&lt;strong&gt;サブネットマスク&lt;/strong&gt;で、詳細は次の記事で扱う&lt;/li&gt;&#xA;&lt;/ul&gt;&#xA;&lt;p&gt;次の記事では、サブネットマスクの仕組みを詳しく見ていきます。&lt;code&gt;255.255.255.0&lt;/code&gt; という数値が「最初の24ビットがネットワーク部」をどのように表しているのか、その仕組みが明らかになります。&lt;/p&gt;&#xA;</description>
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