<?xml version="1.0" encoding="utf-8" standalone="yes"?><rss version="2.0" xmlns:atom="http://www.w3.org/2005/Atom">
    <channel>
        <title>衝突 on ネットワーク入門講座</title>
        <link>https://network-introduction.com/tags/%E8%A1%9D%E7%AA%81/</link>
        <description>Recent content in 衝突 on ネットワーク入門講座</description>
        <generator>Hugo -- gohugo.io</generator>
        <language>ja</language>
        <lastBuildDate>Tue, 12 May 2026 00:00:00 +0000</lastBuildDate><atom:link href="https://network-introduction.com/tags/%E8%A1%9D%E7%AA%81/index.xml" rel="self" type="application/rss+xml" /><item>
            <title>【第12回】電気信号とその天敵 ― データはどうやって伝わり、何に邪魔されるのか</title>
            <link>https://network-introduction.com/post/network-beginners-12-electric-signal/</link>
            <pubDate>Tue, 12 May 2026 00:00:00 +0000</pubDate>
            <guid>https://network-introduction.com/post/network-beginners-12-electric-signal/</guid>
            <description>&lt;img src=&#34;https://network-introduction.com/img/post/12.png&#34; alt=&#34;Featured image of post 【第12回】電気信号とその天敵 ― データはどうやって伝わり、何に邪魔されるのか&#34; /&gt;&lt;h2 id=&#34;結論&#34;&gt;結論&#xA;&lt;/h2&gt;&lt;p&gt;コンピューターネットワークでは、データは&lt;strong&gt;電気信号&lt;/strong&gt;としてケーブルの中を旅しています。しかしその旅には障害が待ち受けています。距離で信号が弱まる**「減衰（げんすい）」&lt;strong&gt;、外からのノイズが信号を乱す&lt;/strong&gt;「干渉（かんしょう）」&lt;strong&gt;、そして複数の信号がぶつかり合う&lt;/strong&gt;「衝突（しょうとつ）」**です。今回はこの3つの障害が「何者なのか」を知ることをゴールにします。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;hr&gt;&#xA;&lt;h2 id=&#34;はじめに&#34;&gt;はじめに&#xA;&lt;/h2&gt;&lt;h3 id=&#34;前回のおさらい&#34;&gt;前回のおさらい&#xA;&lt;/h3&gt;&lt;p&gt;前回までのシリーズでは、複数のコンピューターがケーブルを「共有」するときに起こる問題と、それを解決する技術を学びました。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;ul&gt;&#xA;&lt;li&gt;&lt;strong&gt;CSMA/CD&lt;/strong&gt;（Carrier Sense Multiple Access / Collision Detection）：送信前にケーブルの状態を確認し、衝突が起きたら検出してやり直すしくみ&lt;/li&gt;&#xA;&lt;li&gt;&lt;strong&gt;スイッチングハブ&lt;/strong&gt;：接続された機器をかしこく管理し、必要な相手にだけデータを届ける装置&lt;/li&gt;&#xA;&lt;li&gt;&lt;strong&gt;スター型配線&lt;/strong&gt;：中心に1台のハブを置き、そこから各コンピューターを個別につなぐ配線方式&lt;/li&gt;&#xA;&lt;/ul&gt;&#xA;&lt;p&gt;これらはすべて「ケーブルを効率よく、正確に使うための工夫」でした。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;h3 id=&#34;今回のテーマ&#34;&gt;今回のテーマ&#xA;&lt;/h3&gt;&lt;p&gt;ところで、そもそも&lt;strong&gt;データはケーブルの中をどんな形で旅しているのか&lt;/strong&gt;、気になりませんか？&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;スイッチングハブが「正しい相手に届ける」しくみはわかった。でも、その「届ける」という行為の中身はまだ見ていません。今回はその根本に立ち返り、&lt;strong&gt;電気信号とは何か&lt;/strong&gt;、そして&lt;strong&gt;電気信号の前に立ちはだかる3つの障害&lt;/strong&gt;を紹介します。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;hr&gt;&#xA;&lt;h2 id=&#34;電気信号&#34;&gt;電気信号&#xA;&lt;/h2&gt;&lt;h3 id=&#34;データの正体は0と1&#34;&gt;データの正体は「0と1」&#xA;&lt;/h3&gt;&lt;p&gt;私たちがパソコンで送るメッセージも、画像も、動画も、コンピューターの中ではすべて&lt;strong&gt;0と1の組み合わせ（ビット）&lt;strong&gt;で表されています。そしてその0と1を、ケーブルを通じて相手に届けるために使われるのが&lt;/strong&gt;電気信号&lt;/strong&gt;です。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;電気信号とは、電圧（でんあつ）の高い・低いで情報を表したものです。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;table&gt;&#xA;  &lt;thead&gt;&#xA;      &lt;tr&gt;&#xA;          &lt;th&gt;電圧の状態&lt;/th&gt;&#xA;          &lt;th&gt;意味&lt;/th&gt;&#xA;      &lt;/tr&gt;&#xA;  &lt;/thead&gt;&#xA;  &lt;tbody&gt;&#xA;      &lt;tr&gt;&#xA;          &lt;td&gt;電圧が高い（例：+5V）&lt;/td&gt;&#xA;          &lt;td&gt;「1」&lt;/td&gt;&#xA;      &lt;/tr&gt;&#xA;      &lt;tr&gt;&#xA;          &lt;td&gt;電圧が低い（例：0V）&lt;/td&gt;&#xA;          &lt;td&gt;「0」&lt;/td&gt;&#xA;      &lt;/tr&gt;&#xA;  &lt;/tbody&gt;&#xA;&lt;/table&gt;&#xA;&lt;p&gt;これをとても速く切り替えながら送ることで、「01001000…」というデータをケーブルの向こう側に届けています。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;h3 id=&#34;モールス信号で考えてみる&#34;&gt;モールス信号で考えてみる&#xA;&lt;/h3&gt;&lt;p&gt;電気信号のイメージをつかむのに、&lt;strong&gt;モールス信号&lt;/strong&gt;がとても参考になります。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;モールス信号では、点（・）と線（―）の組み合わせで文字を表します。たとえば「SOS」であれば「・・・ ――― ・・・」です。コンピューターが使う電気信号も本質的には同じで、「電圧が高い・低い」という2種類のパターンを組み合わせて、データを表現しています。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;コンピューターが違うのはそのスピードです。1秒間に何百万回・何億回もの切り替えを行う、超高速モールス信号の使い手だと思ってください。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;h3 id=&#34;何を意味するかはあらかじめ決めた約束事にのっとる&#34;&gt;「何を意味するか」はあらかじめ決めた約束事にのっとる&#xA;&lt;/h3&gt;&lt;p&gt;ここで大切なことがあります。モールス信号が機能するのは、&lt;strong&gt;送る側と受け取る側が、あらかじめ同じ「対応表」を持っているから&lt;/strong&gt;です。「・・・ ――― ・・・」がSOSを意味すると知らなければ、点と線の羅列にしか見えません。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;電気信号も同じです。「この並びの0と1が、この文字（データ）を意味する」という&lt;strong&gt;約束事を、送受信の前に両者で共有&lt;/strong&gt;しておく必要があります。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;このような「通信のための取り決め」のことを、**プロトコル（Protocol）**と呼びます。プロトコルとは「議定書・規約」という意味の英単語で、ネットワークの世界では「通信の約束事・ルール」を指します。プロトコルについては今後の回でじっくり取り上げますが、「電気信号だけでは不十分で、ルールがセットで必要なんだ」ということを、まず頭の片隅に置いておいてください。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;hr&gt;&#xA;&lt;h2 id=&#34;電気信号でのやり取りの障害&#34;&gt;電気信号でのやり取りの障害&#xA;&lt;/h2&gt;&lt;p&gt;電気信号は一見シンプルに見えますが、現実の世界には信号を弱めたり乱したりする「障害」が存在します。代表的なものが以下の3つです。それぞれ何者なのかをまず知っておきましょう。対処法については次回以降の記事でじっくり掘り下げます。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;hr&gt;&#xA;&lt;h3 id=&#34;減衰げんすい-信号は距離で弱くなる&#34;&gt;減衰（げんすい）― 信号は距離で弱くなる&#xA;&lt;/h3&gt;&lt;p&gt;電気信号はケーブルを進むにつれて、少しずつエネルギーが失われ、&lt;strong&gt;信号が弱まっていきます&lt;/strong&gt;。これを**減衰（Attenuation・アテニュエーション）**と呼びます。&lt;/p&gt;&#xA;&#xA;    &lt;blockquote&gt;&#xA;        &lt;p&gt;&lt;strong&gt;イメージ：遠くにいる友達への呼びかけ&lt;/strong&gt;&#xA;近くにいる友達には小声でも伝わりますが、遠くなるほど声は届きにくくなります。電気信号も同じで、ケーブルが長くなればなるほど信号は途中でエネルギーを消耗し、届く頃には「小さな声」になってしまいます。&lt;/p&gt;&#xA;&#xA;    &lt;/blockquote&gt;&#xA;&lt;p&gt;信号が弱くなりすぎると、受け取った側が「これは0？それとも1？」と正確に判断できなくなります。データの読み間違いが起きて、通信エラーになってしまうのです。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;hr&gt;&#xA;&lt;h3 id=&#34;干渉かんしょう-外からのノイズが信号を乱す&#34;&gt;干渉（かんしょう）― 外からのノイズが信号を乱す&#xA;&lt;/h3&gt;&lt;p&gt;ケーブルの周囲には、電子レンジや蛍光灯、ほかのケーブルなど、電磁波（でんじは）を発するものがたくさんあります。それらが出す電磁波が、ケーブルの中を流れる電気信号に入り込み、信号を乱してしまいます。これを**干渉（Interference・インターフェアランス）&lt;strong&gt;または&lt;/strong&gt;ノイズ（Noise）**と呼びます。&lt;/p&gt;&#xA;&#xA;    &lt;blockquote&gt;&#xA;        &lt;p&gt;&lt;strong&gt;イメージ：にぎやかな部屋での会話&lt;/strong&gt;&#xA;静かな部屋なら小声でも相手に届きますが、周りでみんなが話し出すと、声が雑音にかき消されてしまいます。電気信号における「雑音」が干渉です。本来「0」という信号を送ったはずなのに、ノイズが重なって「1」に見えてしまうようなことが起こります。&lt;/p&gt;&#xA;&#xA;    &lt;/blockquote&gt;&#xA;&lt;hr&gt;&#xA;&lt;h3 id=&#34;衝突しょうとつ-信号どうしがぶつかる&#34;&gt;衝突（しょうとつ）― 信号どうしがぶつかる&#xA;&lt;/h3&gt;&lt;p&gt;同じケーブルを複数のコンピューターが共有しているとき、2台以上が&lt;strong&gt;同時にデータを送ると、電気信号どうしがぶつかり合ってしまいます&lt;/strong&gt;。これが**衝突（Collision・コリジョン）**です。&lt;/p&gt;&#xA;&#xA;    &lt;blockquote&gt;&#xA;        &lt;p&gt;&lt;strong&gt;イメージ：一本道での正面衝突&lt;/strong&gt;&#xA;一本の細い路地を想像してください。右からも左からも同時に車が突っ込んできたら、道の真ん中でぶつかってしまいます。電気信号も同時に流れると互いに混ざり合い、どちらの信号も読めないぐちゃぐちゃな状態になってしまいます。&lt;/p&gt;&#xA;&#xA;    &lt;/blockquote&gt;&#xA;&lt;p&gt;実はこの衝突こそ、前回まで学んできたCSMA/CDやスイッチングハブが解決しようとした問題そのものです。「なぜあの技術が必要だったのか」が、衝突という障害を知るとすっきり腑に落ちますね。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;hr&gt;&#xA;&lt;h2 id=&#34;まとめ&#34;&gt;まとめ&#xA;&lt;/h2&gt;&lt;p&gt;今回はネットワークの「土台」とも言える電気信号と、その障害を紹介しました。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;ul&gt;&#xA;&lt;li&gt;データは**電気信号（電圧の高低）**としてケーブルを伝わる&lt;/li&gt;&#xA;&lt;li&gt;「信号の並びが何を意味するか」は、送受信の前に決めた**プロトコル（約束事）**にのっとる&lt;/li&gt;&#xA;&lt;li&gt;電気信号には&lt;strong&gt;3つの障害&lt;/strong&gt;がある&#xA;&lt;ul&gt;&#xA;&lt;li&gt;&lt;strong&gt;減衰（Attenuation）&lt;/strong&gt;：距離とともに信号が弱まる&lt;/li&gt;&#xA;&lt;li&gt;&lt;strong&gt;干渉（Interference）&lt;/strong&gt;：外からのノイズで信号が乱れる&lt;/li&gt;&#xA;&lt;li&gt;&lt;strong&gt;衝突（Collision）&lt;/strong&gt;：複数の信号がぶつかって混ざり合う&lt;/li&gt;&#xA;&lt;/ul&gt;&#xA;&lt;/li&gt;&#xA;&lt;/ul&gt;&#xA;&lt;p&gt;それぞれの障害にどう立ち向かうのか、次回以降の記事でひとつずつじっくり解説していきます。お楽しみに！&lt;/p&gt;&#xA;</description>
        </item><item>
            <title>【第15回】スイッチングハブ ― 衝突をなくした「かしこいハブ」のしくみ</title>
            <link>https://network-introduction.com/post/network-beginners-15-switching-hub/</link>
            <pubDate>Tue, 12 May 2026 00:00:00 +0000</pubDate>
            <guid>https://network-introduction.com/post/network-beginners-15-switching-hub/</guid>
            <description>&lt;img src=&#34;https://network-introduction.com/img/post/15.png&#34; alt=&#34;Featured image of post 【第15回】スイッチングハブ ― 衝突をなくした「かしこいハブ」のしくみ&#34; /&gt;&lt;h2 id=&#34;結論&#34;&gt;結論&#xA;&lt;/h2&gt;&lt;p&gt;電気信号の衝突問題に悩まされてきたリピーターハブの限界を乗り越えたのが&lt;strong&gt;スイッチングハブ&lt;/strong&gt;です。届いたデータの宛先を読み取り、&lt;strong&gt;必要なポートにだけ信号を送る&lt;/strong&gt;ことで、衝突をほぼゼロに抑えることができます。その賢い振り分けを支える鍵が&lt;strong&gt;MACアドレス&lt;/strong&gt;です。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;hr&gt;&#xA;&lt;h2 id=&#34;はじめに&#34;&gt;はじめに&#xA;&lt;/h2&gt;&lt;h3 id=&#34;前回までのおさらい&#34;&gt;前回までのおさらい&#xA;&lt;/h3&gt;&lt;p&gt;第12回から3回にわたって、電気信号が抱える3つの障害とその対策を見てきました。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;ul&gt;&#xA;&lt;li&gt;&lt;strong&gt;減衰&lt;/strong&gt; → リピーター・リピーターハブで信号を増幅（第13回）&lt;/li&gt;&#xA;&lt;li&gt;&lt;strong&gt;干渉・ノイズ&lt;/strong&gt; → ツイストペアケーブル・シールドケーブルで打ち消す・遮断する（第14回）&lt;/li&gt;&#xA;&lt;li&gt;&lt;strong&gt;衝突&lt;/strong&gt; → ？（今回！）&lt;/li&gt;&#xA;&lt;/ul&gt;&#xA;&lt;p&gt;そして第13回では、リピーターハブの限界も見えてきました。「接続されたすべてのポートに信号を流す」という動作が、衝突を生む原因だったのです。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;h3 id=&#34;今回のテーマ&#34;&gt;今回のテーマ&#xA;&lt;/h3&gt;&lt;p&gt;今回はその衝突問題を根本から解決した&lt;strong&gt;スイッチングハブ&lt;/strong&gt;の仕組みに迫ります。なぜスイッチングハブは衝突を防げるのか、その答えはデータの「宛先」を読み取るという動作にあります。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;hr&gt;&#xA;&lt;h2 id=&#34;衝突のおさらい&#34;&gt;衝突のおさらい&#xA;&lt;/h2&gt;&lt;p&gt;リピーターハブに複数台のコンピューターをつなぐと、あるポートに届いた信号は&lt;strong&gt;すべてのポートに流れます&lt;/strong&gt;。そのため、2台以上が同時にデータを送ると、信号がケーブルの中でぶつかり合ってしまいます。これが**衝突（Collision・コリジョン）**です。&lt;/p&gt;&#xA;&#xA;    &lt;blockquote&gt;&#xA;        &lt;p&gt;&lt;strong&gt;イメージ：一本道での正面衝突&lt;/strong&gt;&#xA;右からも左からも同時に車が走ってきたら、道の真ん中でぶつかります。ぶつかった信号はどちらも読めないぐちゃぐちゃな状態になり、データは失われてしまいます。&lt;/p&gt;&#xA;&#xA;    &lt;/blockquote&gt;&#xA;&lt;p&gt;CSMA/CDはこの衝突を「検出して送り直す」しくみでしたが、根本的な解決ではありませんでした。スイッチングハブは「そもそも衝突させない」というアプローチで、この問題に向き合います。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;hr&gt;&#xA;&lt;h2 id=&#34;スイッチングハブのしくみ&#34;&gt;スイッチングハブのしくみ&#xA;&lt;/h2&gt;&lt;h3 id=&#34;全員に流すから宛先だけに届けるへ&#34;&gt;「全員に流す」から「宛先だけに届ける」へ&#xA;&lt;/h3&gt;&lt;p&gt;スイッチングハブの最大の特徴は、届いたデータの&lt;strong&gt;宛先を確認してから、その相手のポートにだけ信号を送る&lt;/strong&gt;という動作です。&lt;/p&gt;&#xA;&#xA;    &lt;blockquote&gt;&#xA;        &lt;p&gt;&lt;strong&gt;イメージ：郵便局の仕分け作業&lt;/strong&gt;&#xA;郵便局では届いた郵便物を、宛先の住所を見て適切な配達先に仕分けします。「全員の郵便受けに同じものを投げ込む」ことはしません。スイッチングハブも同じで、受け取ったデータの宛先を見て、必要なポートにだけ届けます。&lt;/p&gt;&#xA;&#xA;    &lt;/blockquote&gt;&#xA;&lt;p&gt;これにより、AさんがBさんにデータを送っているあいだ、CさんとDさんのポートには信号が流れません。CさんとDさんは、同時に別のやり取りをすることができます。衝突が起きるどころか、&lt;strong&gt;複数の通信が同時進行できる&lt;/strong&gt;ようになったのです。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;h3 id=&#34;宛先を知るための住所-macアドレス&#34;&gt;宛先を知るための「住所」―― MACアドレス&#xA;&lt;/h3&gt;&lt;p&gt;では、スイッチングハブはどうやって「どのポートにいる相手宛てか」を判断するのでしょうか。そのために使われるのが**MACアドレス（MAC Address）**です。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;MACとは「Media Access Control（メディア アクセス コントロール）」の略で、「媒体（ケーブルなど）へのアクセスを制御する」という意味です。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;MACアドレスは、ネットワーク機器のひとつひとつに割り当てられた&lt;strong&gt;世界で唯一の識別番号&lt;/strong&gt;です。人間でいえば「個人番号（マイナンバー）」のようなものです。コンピューターのネットワークカード（LAN接続用のパーツ）には、製造時にMACアドレスが書き込まれており、原則として変更されません。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;MACアドレスは、次のような形式の48桁の16進数（じゅうろくしんすう）で表されます。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;pre tabindex=&#34;0&#34;&gt;&lt;code&gt;00:1A:2B:3C:4D:5E&#xA;&lt;/code&gt;&lt;/pre&gt;&lt;h3 id=&#34;macアドレステーブル--誰がどのポートにいるかの名簿&#34;&gt;MACアドレステーブル ― 「誰がどのポートにいるか」の名簿&#xA;&lt;/h3&gt;&lt;p&gt;スイッチングハブは、接続されている機器のMACアドレスとポート番号の対応を**MACアドレステーブル（MAC Address Table）**という表として内部に記録しています。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;table&gt;&#xA;  &lt;thead&gt;&#xA;      &lt;tr&gt;&#xA;          &lt;th&gt;ポート番号&lt;/th&gt;&#xA;          &lt;th&gt;MACアドレス&lt;/th&gt;&#xA;          &lt;th&gt;機器&lt;/th&gt;&#xA;      &lt;/tr&gt;&#xA;  &lt;/thead&gt;&#xA;  &lt;tbody&gt;&#xA;      &lt;tr&gt;&#xA;          &lt;td&gt;ポート1&lt;/td&gt;&#xA;          &lt;td&gt;00:1A:2B:3C:4D:5E&lt;/td&gt;&#xA;          &lt;td&gt;Aさんのパソコン&lt;/td&gt;&#xA;      &lt;/tr&gt;&#xA;      &lt;tr&gt;&#xA;          &lt;td&gt;ポート2&lt;/td&gt;&#xA;          &lt;td&gt;00:1A:2B:3C:4D:6F&lt;/td&gt;&#xA;          &lt;td&gt;Bさんのパソコン&lt;/td&gt;&#xA;      &lt;/tr&gt;&#xA;      &lt;tr&gt;&#xA;          &lt;td&gt;ポート3&lt;/td&gt;&#xA;          &lt;td&gt;00:1A:2B:3C:4D:7G&lt;/td&gt;&#xA;          &lt;td&gt;Cさんのパソコン&lt;/td&gt;&#xA;      &lt;/tr&gt;&#xA;  &lt;/tbody&gt;&#xA;&lt;/table&gt;&#xA;&lt;p&gt;データが届いたとき、スイッチングハブはこの表を参照して「この宛先MACアドレスはポート2にいるBさんだな」と判断し、ポート2にだけ信号を流します。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;h3 id=&#34;スイッチングハブは自分で学習する&#34;&gt;スイッチングハブは自分で学習する&#xA;&lt;/h3&gt;&lt;p&gt;MACアドレステーブルは、最初から完成しているわけではありません。スイッチングハブはデータが届くたびに、&lt;strong&gt;送り元のMACアドレスとポート番号を自動的に記録・学習&lt;/strong&gt;していきます。これを**自動学習（Auto-Learning）**と呼びます。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;まだ学習できていない宛先へのデータは、いったんすべてのポートに流しますが、やり取りを重ねるうちにテーブルが充実し、次第に的確な振り分けができるようになります。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;hr&gt;&#xA;&lt;h2 id=&#34;リピーターハブとスイッチングハブの違い&#34;&gt;リピーターハブとスイッチングハブの違い&#xA;&lt;/h2&gt;&lt;table&gt;&#xA;  &lt;thead&gt;&#xA;      &lt;tr&gt;&#xA;          &lt;th&gt;&lt;/th&gt;&#xA;          &lt;th&gt;リピーターハブ&lt;/th&gt;&#xA;          &lt;th&gt;スイッチングハブ&lt;/th&gt;&#xA;      &lt;/tr&gt;&#xA;  &lt;/thead&gt;&#xA;  &lt;tbody&gt;&#xA;      &lt;tr&gt;&#xA;          &lt;td&gt;信号の送り先&lt;/td&gt;&#xA;          &lt;td&gt;接続されたすべてのポート&lt;/td&gt;&#xA;          &lt;td&gt;宛先のポートのみ&lt;/td&gt;&#xA;      &lt;/tr&gt;&#xA;      &lt;tr&gt;&#xA;          &lt;td&gt;衝突&lt;/td&gt;&#xA;          &lt;td&gt;起きやすい&lt;/td&gt;&#xA;          &lt;td&gt;ほぼ起きない&lt;/td&gt;&#xA;      &lt;/tr&gt;&#xA;      &lt;tr&gt;&#xA;          &lt;td&gt;同時通信&lt;/td&gt;&#xA;          &lt;td&gt;できない&lt;/td&gt;&#xA;          &lt;td&gt;できる&lt;/td&gt;&#xA;      &lt;/tr&gt;&#xA;      &lt;tr&gt;&#xA;          &lt;td&gt;宛先の判断&lt;/td&gt;&#xA;          &lt;td&gt;しない&lt;/td&gt;&#xA;          &lt;td&gt;MACアドレスで判断&lt;/td&gt;&#xA;      &lt;/tr&gt;&#xA;      &lt;tr&gt;&#xA;          &lt;td&gt;賢さ&lt;/td&gt;&#xA;          &lt;td&gt;シンプル&lt;/td&gt;&#xA;          &lt;td&gt;かしこい&lt;/td&gt;&#xA;      &lt;/tr&gt;&#xA;  &lt;/tbody&gt;&#xA;&lt;/table&gt;&#xA;&lt;hr&gt;&#xA;&lt;h2 id=&#34;まとめ&#34;&gt;まとめ&#xA;&lt;/h2&gt;&lt;ul&gt;&#xA;&lt;li&gt;スイッチングハブは、データの宛先（&lt;strong&gt;MACアドレス&lt;/strong&gt;）を見て、必要なポートにだけ信号を届ける&lt;/li&gt;&#xA;&lt;li&gt;これにより、&lt;strong&gt;衝突をほぼゼロ&lt;/strong&gt;にし、&lt;strong&gt;複数の通信を同時進行&lt;/strong&gt;できるようになった&lt;/li&gt;&#xA;&lt;li&gt;スイッチングハブは接続機器のMACアドレスとポートの対応を&lt;strong&gt;自動学習&lt;/strong&gt;して蓄積していく&lt;/li&gt;&#xA;&lt;li&gt;リピーターハブとスイッチングハブの本質的な違いは「宛先を見て届けるかどうか」にある&lt;/li&gt;&#xA;&lt;/ul&gt;&#xA;&lt;p&gt;これで電気信号の3つの障害とその対策がひととおり揃いました。次回からは、より大きなネットワークのしくみへと話を広げていきます！&lt;/p&gt;&#xA;</description>
        </item></channel>
</rss>
