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        <title>減衰 on ネットワーク入門講座</title>
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        <description>Recent content in 減衰 on ネットワーク入門講座</description>
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        <lastBuildDate>Tue, 12 May 2026 00:00:00 +0000</lastBuildDate><atom:link href="https://network-introduction.com/tags/%E6%B8%9B%E8%A1%B0/index.xml" rel="self" type="application/rss+xml" /><item>
            <title>【第12回】電気信号とその天敵 ― データはどうやって伝わり、何に邪魔されるのか</title>
            <link>https://network-introduction.com/post/network-beginners-12-electric-signal/</link>
            <pubDate>Tue, 12 May 2026 00:00:00 +0000</pubDate>
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            <description>&lt;img src=&#34;https://network-introduction.com/img/post/12.png&#34; alt=&#34;Featured image of post 【第12回】電気信号とその天敵 ― データはどうやって伝わり、何に邪魔されるのか&#34; /&gt;&lt;h2 id=&#34;結論&#34;&gt;結論&#xA;&lt;/h2&gt;&lt;p&gt;コンピューターネットワークでは、データは&lt;strong&gt;電気信号&lt;/strong&gt;としてケーブルの中を旅しています。しかしその旅には障害が待ち受けています。距離で信号が弱まる**「減衰（げんすい）」&lt;strong&gt;、外からのノイズが信号を乱す&lt;/strong&gt;「干渉（かんしょう）」&lt;strong&gt;、そして複数の信号がぶつかり合う&lt;/strong&gt;「衝突（しょうとつ）」**です。今回はこの3つの障害が「何者なのか」を知ることをゴールにします。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;hr&gt;&#xA;&lt;h2 id=&#34;はじめに&#34;&gt;はじめに&#xA;&lt;/h2&gt;&lt;h3 id=&#34;前回のおさらい&#34;&gt;前回のおさらい&#xA;&lt;/h3&gt;&lt;p&gt;前回までのシリーズでは、複数のコンピューターがケーブルを「共有」するときに起こる問題と、それを解決する技術を学びました。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;ul&gt;&#xA;&lt;li&gt;&lt;strong&gt;CSMA/CD&lt;/strong&gt;（Carrier Sense Multiple Access / Collision Detection）：送信前にケーブルの状態を確認し、衝突が起きたら検出してやり直すしくみ&lt;/li&gt;&#xA;&lt;li&gt;&lt;strong&gt;スイッチングハブ&lt;/strong&gt;：接続された機器をかしこく管理し、必要な相手にだけデータを届ける装置&lt;/li&gt;&#xA;&lt;li&gt;&lt;strong&gt;スター型配線&lt;/strong&gt;：中心に1台のハブを置き、そこから各コンピューターを個別につなぐ配線方式&lt;/li&gt;&#xA;&lt;/ul&gt;&#xA;&lt;p&gt;これらはすべて「ケーブルを効率よく、正確に使うための工夫」でした。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;h3 id=&#34;今回のテーマ&#34;&gt;今回のテーマ&#xA;&lt;/h3&gt;&lt;p&gt;ところで、そもそも&lt;strong&gt;データはケーブルの中をどんな形で旅しているのか&lt;/strong&gt;、気になりませんか？&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;スイッチングハブが「正しい相手に届ける」しくみはわかった。でも、その「届ける」という行為の中身はまだ見ていません。今回はその根本に立ち返り、&lt;strong&gt;電気信号とは何か&lt;/strong&gt;、そして&lt;strong&gt;電気信号の前に立ちはだかる3つの障害&lt;/strong&gt;を紹介します。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;hr&gt;&#xA;&lt;h2 id=&#34;電気信号&#34;&gt;電気信号&#xA;&lt;/h2&gt;&lt;h3 id=&#34;データの正体は0と1&#34;&gt;データの正体は「0と1」&#xA;&lt;/h3&gt;&lt;p&gt;私たちがパソコンで送るメッセージも、画像も、動画も、コンピューターの中ではすべて&lt;strong&gt;0と1の組み合わせ（ビット）&lt;strong&gt;で表されています。そしてその0と1を、ケーブルを通じて相手に届けるために使われるのが&lt;/strong&gt;電気信号&lt;/strong&gt;です。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;電気信号とは、電圧（でんあつ）の高い・低いで情報を表したものです。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;table&gt;&#xA;  &lt;thead&gt;&#xA;      &lt;tr&gt;&#xA;          &lt;th&gt;電圧の状態&lt;/th&gt;&#xA;          &lt;th&gt;意味&lt;/th&gt;&#xA;      &lt;/tr&gt;&#xA;  &lt;/thead&gt;&#xA;  &lt;tbody&gt;&#xA;      &lt;tr&gt;&#xA;          &lt;td&gt;電圧が高い（例：+5V）&lt;/td&gt;&#xA;          &lt;td&gt;「1」&lt;/td&gt;&#xA;      &lt;/tr&gt;&#xA;      &lt;tr&gt;&#xA;          &lt;td&gt;電圧が低い（例：0V）&lt;/td&gt;&#xA;          &lt;td&gt;「0」&lt;/td&gt;&#xA;      &lt;/tr&gt;&#xA;  &lt;/tbody&gt;&#xA;&lt;/table&gt;&#xA;&lt;p&gt;これをとても速く切り替えながら送ることで、「01001000…」というデータをケーブルの向こう側に届けています。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;h3 id=&#34;モールス信号で考えてみる&#34;&gt;モールス信号で考えてみる&#xA;&lt;/h3&gt;&lt;p&gt;電気信号のイメージをつかむのに、&lt;strong&gt;モールス信号&lt;/strong&gt;がとても参考になります。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;モールス信号では、点（・）と線（―）の組み合わせで文字を表します。たとえば「SOS」であれば「・・・ ――― ・・・」です。コンピューターが使う電気信号も本質的には同じで、「電圧が高い・低い」という2種類のパターンを組み合わせて、データを表現しています。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;コンピューターが違うのはそのスピードです。1秒間に何百万回・何億回もの切り替えを行う、超高速モールス信号の使い手だと思ってください。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;h3 id=&#34;何を意味するかはあらかじめ決めた約束事にのっとる&#34;&gt;「何を意味するか」はあらかじめ決めた約束事にのっとる&#xA;&lt;/h3&gt;&lt;p&gt;ここで大切なことがあります。モールス信号が機能するのは、&lt;strong&gt;送る側と受け取る側が、あらかじめ同じ「対応表」を持っているから&lt;/strong&gt;です。「・・・ ――― ・・・」がSOSを意味すると知らなければ、点と線の羅列にしか見えません。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;電気信号も同じです。「この並びの0と1が、この文字（データ）を意味する」という&lt;strong&gt;約束事を、送受信の前に両者で共有&lt;/strong&gt;しておく必要があります。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;このような「通信のための取り決め」のことを、**プロトコル（Protocol）**と呼びます。プロトコルとは「議定書・規約」という意味の英単語で、ネットワークの世界では「通信の約束事・ルール」を指します。プロトコルについては今後の回でじっくり取り上げますが、「電気信号だけでは不十分で、ルールがセットで必要なんだ」ということを、まず頭の片隅に置いておいてください。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;hr&gt;&#xA;&lt;h2 id=&#34;電気信号でのやり取りの障害&#34;&gt;電気信号でのやり取りの障害&#xA;&lt;/h2&gt;&lt;p&gt;電気信号は一見シンプルに見えますが、現実の世界には信号を弱めたり乱したりする「障害」が存在します。代表的なものが以下の3つです。それぞれ何者なのかをまず知っておきましょう。対処法については次回以降の記事でじっくり掘り下げます。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;hr&gt;&#xA;&lt;h3 id=&#34;減衰げんすい-信号は距離で弱くなる&#34;&gt;減衰（げんすい）― 信号は距離で弱くなる&#xA;&lt;/h3&gt;&lt;p&gt;電気信号はケーブルを進むにつれて、少しずつエネルギーが失われ、&lt;strong&gt;信号が弱まっていきます&lt;/strong&gt;。これを**減衰（Attenuation・アテニュエーション）**と呼びます。&lt;/p&gt;&#xA;&#xA;    &lt;blockquote&gt;&#xA;        &lt;p&gt;&lt;strong&gt;イメージ：遠くにいる友達への呼びかけ&lt;/strong&gt;&#xA;近くにいる友達には小声でも伝わりますが、遠くなるほど声は届きにくくなります。電気信号も同じで、ケーブルが長くなればなるほど信号は途中でエネルギーを消耗し、届く頃には「小さな声」になってしまいます。&lt;/p&gt;&#xA;&#xA;    &lt;/blockquote&gt;&#xA;&lt;p&gt;信号が弱くなりすぎると、受け取った側が「これは0？それとも1？」と正確に判断できなくなります。データの読み間違いが起きて、通信エラーになってしまうのです。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;hr&gt;&#xA;&lt;h3 id=&#34;干渉かんしょう-外からのノイズが信号を乱す&#34;&gt;干渉（かんしょう）― 外からのノイズが信号を乱す&#xA;&lt;/h3&gt;&lt;p&gt;ケーブルの周囲には、電子レンジや蛍光灯、ほかのケーブルなど、電磁波（でんじは）を発するものがたくさんあります。それらが出す電磁波が、ケーブルの中を流れる電気信号に入り込み、信号を乱してしまいます。これを**干渉（Interference・インターフェアランス）&lt;strong&gt;または&lt;/strong&gt;ノイズ（Noise）**と呼びます。&lt;/p&gt;&#xA;&#xA;    &lt;blockquote&gt;&#xA;        &lt;p&gt;&lt;strong&gt;イメージ：にぎやかな部屋での会話&lt;/strong&gt;&#xA;静かな部屋なら小声でも相手に届きますが、周りでみんなが話し出すと、声が雑音にかき消されてしまいます。電気信号における「雑音」が干渉です。本来「0」という信号を送ったはずなのに、ノイズが重なって「1」に見えてしまうようなことが起こります。&lt;/p&gt;&#xA;&#xA;    &lt;/blockquote&gt;&#xA;&lt;hr&gt;&#xA;&lt;h3 id=&#34;衝突しょうとつ-信号どうしがぶつかる&#34;&gt;衝突（しょうとつ）― 信号どうしがぶつかる&#xA;&lt;/h3&gt;&lt;p&gt;同じケーブルを複数のコンピューターが共有しているとき、2台以上が&lt;strong&gt;同時にデータを送ると、電気信号どうしがぶつかり合ってしまいます&lt;/strong&gt;。これが**衝突（Collision・コリジョン）**です。&lt;/p&gt;&#xA;&#xA;    &lt;blockquote&gt;&#xA;        &lt;p&gt;&lt;strong&gt;イメージ：一本道での正面衝突&lt;/strong&gt;&#xA;一本の細い路地を想像してください。右からも左からも同時に車が突っ込んできたら、道の真ん中でぶつかってしまいます。電気信号も同時に流れると互いに混ざり合い、どちらの信号も読めないぐちゃぐちゃな状態になってしまいます。&lt;/p&gt;&#xA;&#xA;    &lt;/blockquote&gt;&#xA;&lt;p&gt;実はこの衝突こそ、前回まで学んできたCSMA/CDやスイッチングハブが解決しようとした問題そのものです。「なぜあの技術が必要だったのか」が、衝突という障害を知るとすっきり腑に落ちますね。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;hr&gt;&#xA;&lt;h2 id=&#34;まとめ&#34;&gt;まとめ&#xA;&lt;/h2&gt;&lt;p&gt;今回はネットワークの「土台」とも言える電気信号と、その障害を紹介しました。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;ul&gt;&#xA;&lt;li&gt;データは**電気信号（電圧の高低）**としてケーブルを伝わる&lt;/li&gt;&#xA;&lt;li&gt;「信号の並びが何を意味するか」は、送受信の前に決めた**プロトコル（約束事）**にのっとる&lt;/li&gt;&#xA;&lt;li&gt;電気信号には&lt;strong&gt;3つの障害&lt;/strong&gt;がある&#xA;&lt;ul&gt;&#xA;&lt;li&gt;&lt;strong&gt;減衰（Attenuation）&lt;/strong&gt;：距離とともに信号が弱まる&lt;/li&gt;&#xA;&lt;li&gt;&lt;strong&gt;干渉（Interference）&lt;/strong&gt;：外からのノイズで信号が乱れる&lt;/li&gt;&#xA;&lt;li&gt;&lt;strong&gt;衝突（Collision）&lt;/strong&gt;：複数の信号がぶつかって混ざり合う&lt;/li&gt;&#xA;&lt;/ul&gt;&#xA;&lt;/li&gt;&#xA;&lt;/ul&gt;&#xA;&lt;p&gt;それぞれの障害にどう立ち向かうのか、次回以降の記事でひとつずつじっくり解説していきます。お楽しみに！&lt;/p&gt;&#xA;</description>
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            <title>【第13回】リピーターとリピーターハブ ― 弱った信号を元気にする中継の話</title>
            <link>https://network-introduction.com/post/network-beginners-13-repeater/</link>
            <pubDate>Tue, 12 May 2026 00:00:00 +0000</pubDate>
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            <description>&lt;img src=&#34;https://network-introduction.com/img/post/13.png&#34; alt=&#34;Featured image of post 【第13回】リピーターとリピーターハブ ― 弱った信号を元気にする中継の話&#34; /&gt;&lt;h2 id=&#34;結論&#34;&gt;結論&#xA;&lt;/h2&gt;&lt;p&gt;電気信号は距離とともに弱まる「減衰（げんすい）」という問題を抱えています。その対策として登場したのが、信号を増幅して送り直す&lt;strong&gt;リピーター&lt;/strong&gt;と、それを複数台接続できるよう発展させた&lt;strong&gt;リピーターハブ&lt;/strong&gt;です。ただしリピーターハブには、信号をすべてのポートに流してしまうという限界がありました。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;hr&gt;&#xA;&lt;h2 id=&#34;はじめに&#34;&gt;はじめに&#xA;&lt;/h2&gt;&lt;h3 id=&#34;前回のおさらい&#34;&gt;前回のおさらい&#xA;&lt;/h3&gt;&lt;p&gt;前回は、電気信号が抱える3つの障害を紹介しました。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;ul&gt;&#xA;&lt;li&gt;&lt;strong&gt;減衰（Attenuation）&lt;/strong&gt;：距離とともに信号が弱まる&lt;/li&gt;&#xA;&lt;li&gt;&lt;strong&gt;干渉（Interference）&lt;/strong&gt;：外からのノイズで信号が乱れる&lt;/li&gt;&#xA;&lt;li&gt;&lt;strong&gt;衝突（Collision）&lt;/strong&gt;：複数の信号がぶつかって混ざり合う&lt;/li&gt;&#xA;&lt;/ul&gt;&#xA;&lt;p&gt;また、データの「0と1の並び」が何を意味するかは、あらかじめ決めた約束事＝&lt;strong&gt;プロトコル&lt;/strong&gt;にのっとるということも触れました。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;h3 id=&#34;今回のテーマ&#34;&gt;今回のテーマ&#xA;&lt;/h3&gt;&lt;p&gt;3つの障害のうち、今回は&lt;strong&gt;減衰&lt;/strong&gt;に向き合います。「弱まってしまった信号をどうするか」という問いへの答えが、&lt;strong&gt;リピーター&lt;/strong&gt;と&lt;strong&gt;リピーターハブ&lt;/strong&gt;です。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;hr&gt;&#xA;&lt;h2 id=&#34;減衰のおさらい&#34;&gt;減衰のおさらい&#xA;&lt;/h2&gt;&lt;p&gt;電気信号はケーブルを進むにつれてエネルギーを失い、だんだん弱くなっていきます。信号が弱くなりすぎると、受け取った側が「これは0？1？」と判断できなくなり、通信エラーが起きます。&lt;/p&gt;&#xA;&#xA;    &lt;blockquote&gt;&#xA;        &lt;p&gt;&lt;strong&gt;イメージ：遠くにいる友達への呼びかけ&lt;/strong&gt;&#xA;どんなに大きな声で叫んでも、距離が離れるほど声は弱まります。そのままでは伝わらなくなってしまいます。&lt;/p&gt;&#xA;&#xA;    &lt;/blockquote&gt;&#xA;&lt;p&gt;では、どうすれば遠くまで信号を届けられるでしょうか？&lt;/p&gt;&#xA;&lt;hr&gt;&#xA;&lt;h2 id=&#34;リピーターrepeater中継器&#34;&gt;リピーター（Repeater・中継器）&#xA;&lt;/h2&gt;&lt;h3 id=&#34;発想はシンプル途中で元気にしてあげる&#34;&gt;発想はシンプル「途中で元気にしてあげる」&#xA;&lt;/h3&gt;&lt;p&gt;リピーター（Repeater）の「Repeat（リピート）」は「繰り返す・中継する」という意味です。弱まった信号を途中で受け取り、&lt;strong&gt;元の強さに増幅してから送り直す&lt;/strong&gt;機器です。&lt;/p&gt;&#xA;&#xA;    &lt;blockquote&gt;&#xA;        &lt;p&gt;&lt;strong&gt;イメージ：駅伝のたすきリレー&lt;/strong&gt;&#xA;長距離を一人で走り続けるのは難しくても、途中で次の走者にたすきを渡せば、チーム全体として遠くまでたすきを届けられます。リピーターはまさに「中継地点の走者」です。弱まった信号を受け取り、元気な状態にして次のケーブルへ渡します。&lt;/p&gt;&#xA;&#xA;    &lt;/blockquote&gt;&#xA;&lt;h3 id=&#34;リピーターの特徴&#34;&gt;リピーターの特徴&#xA;&lt;/h3&gt;&lt;ul&gt;&#xA;&lt;li&gt;ポートが&lt;strong&gt;2つ&lt;/strong&gt;（入口と出口）しかない、シンプルな機器&lt;/li&gt;&#xA;&lt;li&gt;信号の「内容（データ）」は一切関知せず、電気的に増幅して流し直すだけ&lt;/li&gt;&#xA;&lt;li&gt;&lt;strong&gt;ケーブルを延長する&lt;/strong&gt;ために使う、というイメージが近い&lt;/li&gt;&#xA;&lt;/ul&gt;&#xA;&lt;hr&gt;&#xA;&lt;h2 id=&#34;リピーターハブrepeater-hub&#34;&gt;リピーターハブ（Repeater Hub）&#xA;&lt;/h2&gt;&lt;h3 id=&#34;リピーターを多口化した機器&#34;&gt;リピーターを「多口化」した機器&#xA;&lt;/h3&gt;&lt;p&gt;リピーターは2台のコンピューター間でしか使えません。しかし実際のネットワークでは、複数台のコンピューターをつなぐ必要があります。そこで登場したのが&lt;strong&gt;リピーターハブ&lt;/strong&gt;です。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;リピーターハブは、リピーターの「信号を増幅して送り直す」機能を持ちつつ、複数のポートを備えて&lt;strong&gt;複数台のコンピューターをまとめてつなぐ&lt;/strong&gt;ことができます。&lt;/p&gt;&#xA;&#xA;    &lt;blockquote&gt;&#xA;        &lt;p&gt;&lt;strong&gt;イメージ：増幅機能付きのタコ足配線&lt;/strong&gt;&#xA;電源タップ（テーブルタップ）が複数の家電をひとつのコンセントにつなぐように、リピーターハブは複数のコンピューターをひとつのネットワークにつなぎます。しかも、弱まった信号を増幅してから各ポートに届けてくれます。&lt;/p&gt;&#xA;&#xA;    &lt;/blockquote&gt;&#xA;&lt;h3 id=&#34;リピーターハブの動き方&#34;&gt;リピーターハブの動き方&#xA;&lt;/h3&gt;&lt;p&gt;リピーターハブには、ひとつ大きな特徴があります。それは、&lt;strong&gt;あるポートに届いた信号を、接続されているすべてのポートに流す&lt;/strong&gt;という動作です。これを**ブロードキャスト（Broadcast・一斉送信）**と呼びます。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;たとえば、AさんがBさんにデータを送ったとき、リピーターハブはCさんやDさんのポートにも同じ信号を流します。Bさん以外は「自分宛てではない」と判断して無視しますが、信号自体はみんなに届いてしまっているのです。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;hr&gt;&#xA;&lt;h2 id=&#34;リピーターハブの限界&#34;&gt;リピーターハブの限界&#xA;&lt;/h2&gt;&lt;h3 id=&#34;全員に流すから衝突が起きやすい&#34;&gt;全員に流すから「衝突」が起きやすい&#xA;&lt;/h3&gt;&lt;p&gt;すべてのポートに信号を流すということは、複数のコンピューターが同時に送信しようとすると、信号がケーブルの中で&lt;strong&gt;ぶつかり合ってしまいます&lt;/strong&gt;。前回紹介した「衝突（Collision）」です。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;接続台数が増えれば増えるほど、衝突の起きる確率も上がり、ネットワーク全体の速度が落ちていきます。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;h3 id=&#34;リピーターとリピーターハブの違いまとめ&#34;&gt;リピーターとリピーターハブの違いまとめ&#xA;&lt;/h3&gt;&lt;table&gt;&#xA;  &lt;thead&gt;&#xA;      &lt;tr&gt;&#xA;          &lt;th&gt;&lt;/th&gt;&#xA;          &lt;th&gt;リピーター&lt;/th&gt;&#xA;          &lt;th&gt;リピーターハブ&lt;/th&gt;&#xA;      &lt;/tr&gt;&#xA;  &lt;/thead&gt;&#xA;  &lt;tbody&gt;&#xA;      &lt;tr&gt;&#xA;          &lt;td&gt;ポート数&lt;/td&gt;&#xA;          &lt;td&gt;2つ&lt;/td&gt;&#xA;          &lt;td&gt;複数&lt;/td&gt;&#xA;      &lt;/tr&gt;&#xA;      &lt;tr&gt;&#xA;          &lt;td&gt;主な用途&lt;/td&gt;&#xA;          &lt;td&gt;ケーブルの延長&lt;/td&gt;&#xA;          &lt;td&gt;複数台の接続&lt;/td&gt;&#xA;      &lt;/tr&gt;&#xA;      &lt;tr&gt;&#xA;          &lt;td&gt;信号の送り先&lt;/td&gt;&#xA;          &lt;td&gt;出口のポートのみ&lt;/td&gt;&#xA;          &lt;td&gt;接続されたすべてのポート&lt;/td&gt;&#xA;      &lt;/tr&gt;&#xA;      &lt;tr&gt;&#xA;          &lt;td&gt;衝突の問題&lt;/td&gt;&#xA;          &lt;td&gt;少ない&lt;/td&gt;&#xA;          &lt;td&gt;台数が増えると起きやすい&lt;/td&gt;&#xA;      &lt;/tr&gt;&#xA;  &lt;/tbody&gt;&#xA;&lt;/table&gt;&#xA;&lt;hr&gt;&#xA;&lt;h2 id=&#34;まとめ&#34;&gt;まとめ&#xA;&lt;/h2&gt;&lt;ul&gt;&#xA;&lt;li&gt;減衰への対策として、信号を増幅して送り直す&lt;strong&gt;リピーター&lt;/strong&gt;が登場した&lt;/li&gt;&#xA;&lt;li&gt;リピーターを多ポート化し、複数台をつなげるようにしたのが&lt;strong&gt;リピーターハブ&lt;/strong&gt;&lt;/li&gt;&#xA;&lt;li&gt;リピーターハブは信号をすべてのポートに流すため、台数が増えると&lt;strong&gt;衝突&lt;/strong&gt;が起きやすくなるという限界がある&lt;/li&gt;&#xA;&lt;/ul&gt;&#xA;&lt;p&gt;この「衝突しやすい」という問題を根本から解決したのが、スイッチングハブです。スイッチングハブについては第15回で改めて深掘りします。次回は電気信号の別の天敵、**干渉（ノイズ）**への対処法を見ていきましょう！&lt;/p&gt;&#xA;</description>
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